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動的な構造解析の時代がやってくる

2011.11.04

こ構造体は本来の姿である柔構造に戻り、地震動入力は軽減されることになる。いわば破壊の一過性を逆用して、積極的に利用しているのである。このような建築の応答とか、壁に故意の損傷を与えて固有周期を伸ばし、そのために地震力が減っていく過程などは、すべてコンピュータの中で計算させているのだが、モデルに地震動を与えて振動させ、応答スペクトルを介することなしに、直接建築に作用する力を求めているのだから、この解析法は完全に動的である。

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だから超高層や、次に述べる原子力発電所のような特殊な建築の耐震設計は、現在、すでに動的な構造解析の時代にはいっているということができる。ただし、こういった方法をとるにはかなり大容量の計算機と、高度なソフトウェアを必要とする。だから新耐震設計法は、一般の建築に対しては動的な解析を義務付けてはいないが、最近のオフィスコンピュータの驚異的な進歩の速さをみるならば、どんな建築でもすべて動的に設計するようになる日は、もう目前にきているといってよかろう。