七七年ころからはじまった第四次ブームは、昭和二十年代前半生まれの団塊世代の世帯形成期に当たり、彼らが購入者の主流を成していた。とにかく購入者人口が多く、しかもこの世代は競争意識が強いこともあり、爆発的な売れ行きを示した。会社を休んで徹夜で抽選会場前に並ぶのは当たり前。それでも落選回数が十回、二十回を超えている人はザラにいた。七八年(昭53)には首都圏で初めて年間供給量が五万戸を超え、近畿圏でもやはり初の二万五〇〇〇戸を突破している。ところが、八〇年代に入ると行き過ぎた価格上昇と金融の引き締めによって、とたんに購入者の足が遠のいてしまう。大量供給はそのまま大量在庫となり、八二年(昭57)には首都圏だけでも二万戸以上の売れ残りがあり、そのうちの一万戸以上は完成在庫だった。近畿圏でも状況は同じだった。在庫を一掃するための苦肉の策として、『モデルルーム家具付き販売』『五年間無利息クレジット付き』『借地から所有への二段階購入方式』など、あの手この手が登場した。
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