北海道に生まれた高断熱・高気密の技術や考え方がしだいに南下し、「省エネ」や「健康」などをキーワードに、全国に普及しつつあります。しかし、東京・大阪などの大都市圏では、いまだに決定的な住宅意識の転換が感じられませんが。住宅断熱化の先進地といわれる北海道でも、まだそれらの技術か十分に浸透しているとはいいがたく、バランスのとれた住宅はそう多くはないのが実状です。技術や考え方の定着には、時間がかかるものですね。まして、東京以西の温暖地では、夏・冬の一時を除けばおだやかな気候風土で、住宅性能を向上させることも、住環境を改善する意味も希薄なまま、なんとなく時代の流れに身を任せてきたのではないでしょうか。住宅業界も「いまのままで、なにが問題なのか」といった単純な問いに、定かな答えを見出していないわけです。
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