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投資マネーの中心は中東のアラブ

2011.10.28

今、外国勢の資金が、ついに東京をはじめ、ニューヨークなどおなじみの世界の大都市の不動産マーケットに流入し始めている。東京では、いまだに空室率の上昇が続いているにもかかわらず、すでに欧米勢の投資が拡大している。第1章の冒頭でも紹介したが、米国の不動産投資会社ラサールインベストメントマネージメントは、10年4月から6月にかけ都内オフィスビルを3棟、湾岸エリアの物流施設を3棟取得し、2011年夏までにさらに1500億円規模の投資を予定しているという。

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ドイツ銀行グループは渋谷のオフィスビルを約41億円で取得し、アクサクループの不動産投資会社もファンドを設立した。米国では、ニューヨークーマンハッタンとワシントンDCの不動産マーケットで、不動産売買価格に堅調な回復が見られる。投資マネーの中心は中東のアラブマネーで、他にはシンガポールなどのソブリンファンド(政府が出資するファンド)なども参入してきていると言われる。日米のマネーの動きに共通しているのは、オフィスの空室率がまだ反転はおろか上昇する勢いであるにもかかわらず、この段階において不動産の売買が活発になってきていることだ。マネーに勢いがあり、投資が急がれている印象である。